第9回eco検定を受験!

もう1週間以上も経ってしまいましたが、12月19日(日)に明治大学で行なわれたeco検定を受験してきました。何十年ぶりかの、マークシートの試験。合格率は高いといえども、緊張しました。

2つの校舎に分かれて、13時30分よりスタート。大学の机って、椅子と一体型で座りにくいし、狭いので、試験が始まる前までは、馴れない環境で動揺していたんですが、いざ問題を見ると、過去問題と変わらない内容で、落ち着いて取り組むことができました。

自己採点では、98点という予想以上の高得点。塗り間違いがなければの話ですが・・・。前回あたりから公式テキスト以外の問題も多くなってはいますが、それでも公式テキストを隅々までみておけば、合格できる問題構成になっていると思います。

今後、この検定を受ける方に少しでも参考になればと、受けてみての自分なりの雑感を書いておきます。

<テスト問題の傾向>
○第1問は、今までと同じ正誤を解答する問題でした。必ず1〜2問は時事ネタが入ってきますので、エコ関連のニュースは日頃からチェックしておいたほうがいいでしょう。今回は夏の気象関連と、来年から変更になるエコポイントについてでした。あと、しょっぱなの設問アはこのところ必ず「持続可能な開発」についての問いになっています。見過ごしがちな内容なので、ご注意を。

○第2問(2-1、2-2)は虫食い問題。「海と川の役割」と「化学物質の管理」について。「化学物質」関連は、専門性が高く、馴染みのない用語が多いので、苦戦するかもしれません。今回出題されませんでしたがMSDSやPRTRのような名称は、略語なのでちゃっと正式名を覚えておくと、その意味がつかみやすいです。EU圏内の制度のRoHS、WEEE、REACH、EuPなども、今年も出題されましたが、引き続き出題される可能性が高いので、必ず押さえておきましょう。

○第3問は、説明文に該当する適切な語句を選ぶ問題。過去問を見て、ぜひ正解以外の語句の意味をわかるようにしておくといいと思います。意外と次の試験で、それが正解として出ることもあります。

○第6問は、文中の虫食い問題。不法投棄事件や、識別表示マークの数字の意味など、今まであまり出題されなかった問題がありました。そうすると今後、省エネ性マークや、統一省エネラベルの表示についても出題される可能性あり。

○今年は、循環型社会形成推進基本法が制定され10年の節目。そして生物多様性条約締約国会議COP10が名古屋で開かれた年でもあり、それに関連した詳細な問題が出題されたように思われます。そう考えると来年(2011)は森林国際年なので、森林関連はしっかり勉強しておいたほうがよさそうですね。また、生物多様性条約締約国会議で採択された「愛知ターゲット」や「名古屋議定書」もはずせません。

<試験に向けての勉強法>
○公式テキストを中心とした学習をおすすめします。ひと通り勉強したら、最後に公式テキストの索引をもとに、再度キーワードを覚え直してみましょう。意外と抜けている項目があったり、間違った覚え方をしているケースもあり、内容の再確認にはもってこいです。私もこのおかげで、10点ほどラッキーしましたから。

2月に合格発表なので、合否は正直わからないですが、来年は勉強にしないですむように今は祈るばかりです。また、気がついたことがあれば、こちらに書くようにします。